オーストリア・ウィーンから8時間、満席の列車で立ちっぱなしという苦行を経て、ついにイタリア・ヴェネツィア(Venezia)に到着した。
駅を出た瞬間に確信した。
「最高だ」。
気候、街並み、そして食事。ここは間違いなく旅のハイライトになる。
水の都ヴェネツィア:美食と絶景の離島めぐり
本場の味に感動。パスタとピッツァ
到着してすぐにパスタを食べる。

ランチには「Ristorante Principessa」でシチリアーナを注文。
アンチョビとオリーブが乗ったピッツァだ。価格は13.5ユーロ
観光地価格ではあるが、このロケーションと味なら文句はない。

ヴェネツィアの離島へ:ムラーノ・ブラーノ・トルチェッロ
ここではヴァポレット(水上バス)が現地民の足になっている。私も乗り、周辺の島々へ足を伸ばす。
まずはガラス工房で有名な「ムラーノ島(Murano)」へ。職人が灼熱の炉でガラスを操る様子。

続いて、SNSでも話題のカラフルな島「ブラーノ島(Burano)」へ。
漁師が霧の中でも自分の家を見分けられるように色を塗ったのが始まりだとか。


よく見ると、この島にはピサの斜塔顔負けに傾いている塔がある。
地盤が緩いヴェネツィアならではの光景だ。

静かな時間を過ごしたいなら「トルチェッロ島(Torcello)」もおすすめだ。
観光客の喧騒から離れ、干された洗濯物が風に揺れる日常の風景がそこにある。

スーパーの乳製品と「飲むレモン」
スーパーマーケットに入って驚いたのは、乳製品の多さだ。
棚一面、死ぬほどの種類のヨーグルトやチーズが並んでいる。


食後には「リモンチェッロ(Limoncello)」を。
レモンの皮から作られた甘くて強いリキュール。
【トラブル発生】国境での戦慄。「パスポートがない」
ミラノでの一泊と激安ケバブ
ヴェネツィアを離れ、ミラノへ移動。
閑散とした夜の電車は少し怖かったが、ここでバックパッカーの味方に出会う。
「ケバブ 2.5ユーロ」。
物価の高いイタリアで、2つ食べても5ユーロ。安くて美味い、最高の夕食だ。
スイス国境手前での悲劇
翌日、ミラノを出発し、スイスとの国境付近まで来た時だった。
ふと荷物を確認して、血の気が引いた。
「パスポートがない」
ミラノの宿に忘れてきたのだ。
国境を超えるのにパスポートがないのは致命的だ。というより不法入国になる。
慌てて電車を降り、ミラノへと引き返すことになった。
怪我の功名?絶景の山岳鉄道「FART」
幸い、手元には乗り放題の「ユーレイルパス」がある。追加料金なしで戻れるのが唯一の救いだ。
戻る際に乗ったのが、たまたまロカルノ(Locarno)行きの「FART(チェントヴァッリ鉄道)」だった。
Camedo(カメド)駅周辺など、車窓から見えるアルプスの峡谷や橋の景色はあまりに美しかった。
パスポート紛失というトラブルの真っ只中だが、思わぬ絶景旅となった。

無事ミラノでパスポートを回収。
再びスイス方面の電車に乗ろうとしたが「遅延」が発生。

「ritardo 80’(80分遅れ)」。
気を取り直して、今度こそスイスへ向かう。
💰 イタリア旅の収支報告
美食の国イタリアだが、ケバブを活用して食費をコントロール。
- 飲食費:81.31€(約12,732円)
※パスタ、ピッツァ、酒代含む - 観光費:26.5€(約4,149円)
- 宿泊費:11,982円
- その他:0円
合計:約28,863円
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