ノルウェーでの極限サバイバルを終え、次なる目的地はポーランド。その道中、ドイツ・ミュンヘンで8時間のトランジット(乗り継ぎ)時間ができた。
本記事では、8時間だけ観光したドイツの「上澄み」と、ポーランドの「衝撃的な安さ」、そして負の遺産「アウシュヴィッツ」と向き合った記録をお届けする。
ミュンヘン・トランジット:8時間のドイツ観光
14:00、ミュンヘン到着。次のフライトまで8時間ある。空港でじっとしているのは性分ではない。電車に飛び乗り、街へ繰り出した。
マリエン広場と20ユーロのハンバーガー
中心部の「マリエン広場(Marienplatz)」へ。重厚なゴシック様式の新市庁舎がそびえ立ち、アコーディオン弾きの音色が響く。これぞヨーロッパという風景だ。


腹が減ったのでランチにする。適当な店に入り、ハンバーガーとビールを注文。

19.99ユーロ(約3,220円)。
ノルウェーよりはマシだが、それでも高い。円安のダメージがボディブローのように効いてくる。ちなみに、ドイツでは外で飲むのが推奨されていないからか、街中で冷えたビールを探すのは意外と苦労する(瓶ビールしか冷えていなかった)
「Hey Camera Man!」陽気なドイツの人々
街を歩くと、ウクライナカラーのディスプレイや、犬用の水飲み場(Dog Friendly)が目につく。カメラをぶら下げていると、「Hey Camera Man!」と陽気な二人組に声をかけられた。



深夜のポーランド:治安の境界線と「15円のパン」
24:00、ポーランドに到着。西側諸国とは空気が違う。東側の独特な重さというか、多少の治安の悪さを肌で感じる時間帯だ。
この旅で初めて、まともな「宿(ゲストハウス)」を取った。翌朝、モーニングを食べて街へ出る。スーパーの価格を見て驚愕した。
- ビール(500ml):約85円
- パン:約15円
ドイツのハンバーガーの残像が消え去るほどの安さ。これがポーランドか。朝からビールを飲んでも、財布へのダメージは皆無だ。
8時間の慟哭:アウシュヴィッツ強制収容所
この旅のメインイベント、アウシュヴィッツへ向かう。最寄りのオシフィエンチム(Oswiecim)駅を目指したが、途中で「乗客全員バスに乗り換えろ」との指示。そんなことあるのか。

駅から30分ほど歩き、13:00、ようやくあのゲートにたどり着いた。

予約は必要?チケットの現地事情
アウシュヴィッツ見学については「数ヶ月前からネット予約が必須」という情報をよく目にするが、私の場合は違った。
※時期や時間帯による可能性もあり、公式には事前予約が推奨されている。
想像を絶する広さ
収容所内はあまりに広く、気づけば8時間も滞在していた。ただひたすらに歩き、見て、感じた
限界と風邪薬、そして万国共通の「ケバブ」
連日の野宿が祟ったのか、夜になって急激に体調が悪化した。
現地の薬局へ駆け込み、ポーランド語しか話せない店員に必死のジェスチャーと翻訳で「風邪薬が欲しい」と伝える。出された箱を開けて絶望した。ただの「のど飴」だった。
カトヴィツェの夜とケバブ
カトヴィツェ(Katowice)での乗り換え待ち。弱った体にエネルギーを入れるため、ケバブを食べる。
ケバブはもはや「USドル」みたいなものだ。世界中どこで食べても安くて、安定して美味い。この旅の命綱だ。あとkatowiceは治安悪め。
💰 旅の収支報告
物価の差が激しすぎる2カ国のリアルな出費まとめ。
ドイツ(8時間滞在)
- 飲食:22.73€(約3,660円)
- 合計:約3,660円
感想:ハンバーガーとビールのみ
🇵🇱 ポーランド
- 飲食:60.9zl(約2,310円)
- 観光:59.6zl(約2,260円)
- 宿:約1,780円
- 合計:約6,350円
感想:宿に泊まって、観光して、腹一杯食べてこれ。ドイツとの格差に脳がバグる。
※1€=約161円、1zl=約38円換算(2026年1月現在)
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