コロンボの喧騒を離れ、目指すは世界遺産の街・シギリヤ。
しかし、実際に訪れてわかったのは、ここは単なる「遺跡の街」ではないということだ。
道端を歩く野生の象、地図に載っていない川、そして観測史上最高の価格差。
本記事では、レンタルバイクで駆け巡ったシギリヤの濃密な2泊3日をお届けする。
【移動】コロンボからバスでハバラナへ
コロンボのバスターミナルから、シギリヤ観光の拠点となる街「ハバラナ(Habarana)」へ。
運賃は707ルピー(約350円)。エアコンなしのローカルバスだが、窓全開の風が心地よい。

【1日目】レンタルバイクで巡る「裏シギリヤ」の冒険
シギリヤ周辺は、世界遺産の「シギリヤロック」だけでなく、蓮池のボート、山上の寺院、サファリと、実は見どころの宝庫だ。
自由に行動するため、まずは足を確保する。
スリランカでバイクを借りる際、国際免許証の「B(自動二輪)」欄にスタンプが必要というのが建前だ。しかし、この店は……もしかすると借りられるかもしれない。(あくまで自己責任で判断されたし)
サファリ不要説。道端に「象」がいる日常
スクーターを借りて散歩していた時のことだ。
ふと前を見ると、普通に道端を野生の象が歩いていた。

サファリツアーですらない、ただの公道だ。
わざわざ高い金を払ってツアーに参加しなくても、ここでは日常に象がいる。「サファリはもう行かなくていいな」
ダンブッラ石窟寺院と、道をふさぐ牛たち
世界遺産の「ダンブッラ石窟寺院(Dambulla cave temple)」へ。


寺院を後にし、スクーターを走らせてさらに奥地の田舎へと進む。
途中、我が物顔で道をふさぐ牛たちに行手を阻まれる。
ヒトが我が物顔で通ってごめんなさい。
地図にない川と、洗濯するおじさん
たどり着いたのは、観光客など誰もいない川。
そこではおじさんが愛車(バイク)を丁寧に洗っていた。

さらに別の川へ移動すると、岩の上からの眺めが最高な場所に出た。
地元民が漁に出ようとしている。

【2日目】外国人料金、謎の液体
1食100ルピーの衝撃グルメ
腹が減ったのでローカル食堂へ。
卵と小麦粉の生地でカレーを包んで食べる料理(エッグロティのようなもの)が、1食たったの100ルピー(約50円)。


宿には猫も犬も多い。

発展途上国を旅するなら、ドッグフードやキャットフードを小分けにして持ち歩くのがおすすめだ。どこへ行っても現地の動物たちにモテるし、少しだけ優しさを返せる気がする。
80倍の価格差!シギリヤロックの入場料
いよいよ世界遺産、シギリヤロックへ。
チケット売り場で現実を突きつけられる。
- 外国人:約5,000円(30〜35ドル相当)
- 現地民:約50円(100ルピー)
その差、なんと約100倍。
インドのタージマハルが40倍なので、100倍の格差は過去最高だと思う。
頂上への道:猿とレンガ職人
かつて「カーシャパ王」という権力者が、岩の上に宮殿(一説にはハーレム)を作ったとされる場所。頂上までの階段はかなり急で、息が切れる。
道中、野生の猿がバッグを狙ってくる。お互いに威嚇し合いながらの登山だ。
ふと見ると、崩れた箇所をレンガで補修しているおじさんが手招きをしている。少し手伝ってみることにした。
話を聞くと、レンガを砕いた粉を接着剤として利用しているらしい。昔ながらの知恵が、この世界遺産を支えている。
まるでRPGの世界。「蓮池」の静寂
岩を降りた後は、静かな場所へ。
ボートが浮かぶ蓮池は、まるでRPGの世界に迷い込んだような美しさだ
よもぎ蒸しと「謎の液体」の洗礼
旅の疲れを癒やすため、アーユルヴェーダ(スパ)へ。
ここではマッサージと「よもぎ蒸し(ハーバルスチーム)」が体験できる。
施術中、「体に良いから」と謎の液体を渡されて飲んだ。
胃に到達する前に腹痛になった。
良薬口に苦し、とは言うが、即効性が高すぎる。
キャンディで出会った伝説のカレー記事についてはこちら。



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