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【1日目】ツェルマット到着!物価の洗礼と限界野宿
イタリアでのパスポート紛失トラブルを乗り越え、鉄道は山岳地帯を抜けスイスへ。
たどり着いたのはマッターホルンの麓町「ツェルマット(Zermatt)」。
ここは世界屈指の絶景スポット、そして「世界一の物価」を誇る場所だ。
レッドブル1本780円!?スーパーで知るスイスの現実
到着早々、スーパーマーケットで価格調査を行い、絶望した。
ノルウェーも高かったが、スイスは桁が違う。


レッドブルが約780円、ただの水(エビアン)が約650円。
喉が乾いても気軽に水さえ買えない。これがスイスの現実だ。
ホテル代0円!「登山家墓地」での野宿と猫の遭遇
ツェルマットのホテル相場は、バックパッカーが泊まれるレベルではない。
かといって野宿しようにも、夜はかなり冷え込む。
雨風をしのげる場所を探して街を彷徨い、たどり着いたのは「Mountaineers’ Cemetery(登山家墓地)」。
志半ばで山に散った登山家たちが眠る場所だ。

私はこの墓地の敷地内にある小屋で、先人たちに見守られながら野宿することにした。
寒さに震えながら夜を明かす。ふと通りかかった猫が、不思議そうな顔でこちらを見、逃げていった。


\野宿はガチで凍えます!皆さんは絶対に宿の確保を/
【2日目】絶景ハイキングと2,800円の不味いパスタ
9:00出発!足がパンパンになるシュテリゼー・ハイキング
翌朝9:00、ハイキングを開始。
目指すは、逆さマッターホルンが見られるという「シュテリゼー(Stellisee)」だ。

展望台を利用せず自らの足で登る過酷な道。
歩き続けること数時間。14:00頃には足がパンパンになったが、たどり着いた湖畔の景色を見て疲れが吹き飛んだ。
\山の中での遭難対策・ルート確認に必須!/
14:00到着!逆さマッターホルンの絶景と黒首ヤギ

街に戻ると、不思議な動物の群れに遭遇した。
白と黒のツートンカラー。ヤクのようにも見えるが、これはツェルマット名物の「黒首ヤギ(Valais Blackneck)」だ。

ちなみに、この街は今まで訪れた都市の中で一番日本人の観光客が多かった気がする。
みんなリッチなホテルに泊まっているのだろうか。羨ましい限りだ。
下山後のご褒美?1,900円のカフェと2,800円のパスタ
ハイキングを頑張った自分へのご褒美に、カフェへ。

「11.50 CHF(約1,900円)」。
日本なら定食が2回食べられる値段。
さらに腹を満たすため、20CHFの(2,800円)のパスタを食べる。あまりおいしくない。

【まとめ】1泊2日の総費用大公開!ツェルマット極貧サバイバル
奇跡の合計6,373円!極貧バックパッカーの収支内訳
野宿とリンゴとチョコで乗り切った。世界一物価の高い国で、奇跡的な安さで滞在を終えた。
支出内訳(1泊2日)
- 飲食費:25.5 CHF(約4,150円)※ほぼカフェ代と軽食
- 観光費:9 €(約1,409円)
- 宿泊費:0円(墓地で野宿)
- その他:5 CHF(約813円)
【王道ルート紹介】ツェルマット観光の王道!「5つの湖巡り」ハイキング
はい、ここからはおすすめの王道ルートを紹介します。
ツェルマットを訪れる人の目的は99%は「マッターホルンを見ること」でしょう。
ツェルマットでは、マッターホルンをはじめとする4,000m級の名峰を眺めながら、特色の異なる5つの美しい湖を巡るハイキングコース「5つの湖巡り(5-Seenweg)」があります。

アクセスは非常に簡単。ツェルマットの町中から地下ケーブルカー「スネガ・エクスプレス」に乗り、さらにゴンドラへ乗り継いで標高2,571mの「Blauherd」へ一気に上がります。
ここがハイキングの出発点。全長約10〜11km、下り基調の整備された道を3〜4時間かけてゆっくりと歩く、初心者やファミリーにも大人気の王道ルート。
道中には「5-SEENWEG」という分かりやすい案内標識が立っているため、迷う心配はほぼありません。
足元にはワタスゲや可愛らしい高山植物が咲き乱れ、運が良ければ岩場でひっそりと咲く「野生のエーデルワイス」に出会えることも。誰もが思い描く「美しいスイスアルプス」の景色が、このルートにはすべて詰まっています。
絶景と優雅なティータイム。5つの湖と山小屋を満喫するルート
湖面に映る奇跡「シュテリゼー」と、フルアルプ小屋
5湖すべてを制覇する方はブラウヘルトを出発し、マッターホルンを正面に見据えながら歩き始めると、最初に姿を現すのが標高2,537mの「逆さマッターホルン」が拝める「Stellisee」、少し足を延ばして「フルアルプ小屋(Fluhalp)」へ立ち寄り、2つ目の湖「Grindjsee」へ向かいます。
▼全体のマップはこちら

変化に富んだ湖畔歩き!林道より「草原ルート」がおすすめ
ここで一つ裏技を。案内標識通りに幅の広い砂利の林道を進むのも良いですが、途中で斜面の草原へと突っ込んでいく小道を選ぶと、よりハイキングらしい野趣あふれるルートを楽しめます。

木々に囲まれたグリンジゼーは深く神秘的な緑色をしており、水の中を小さな魚たちが泳ぐオアシスのような空間です。さらに歩みを進めると、エメラルドグリーンの「Grünsee」に到着。
このあたりからはマッターホルンの姿は少し見えにくくなりますが、代わりにヴァイスホルンやオーバーガーベルホルンなど、別の名峰がパノラマに広がります。さらに進むと氷河からの溶け水が流れ込むことで、独特のミルキーな碧色(乳白色)に輝く「モースジ湖(Moosjisee)」です。典型的な貯水池ですが、その非現実的な色彩はひときわ目を惹きます。

最後は、少し登り返してゴール地点である「Leisee」へ到着!
帰りは、無料のライゼーシャトル(ケーブルカー)でサクッとスネガ展望台へ上がり、ツェルマットの町へと帰還します。
ケーブルカーを駆使し、絶景を愛でながら山小屋で美味しいケーキを頬張り、ホテルに帰る。これが、多くの観光客が楽しむ「正解」のツェルマット観光です。




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