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八重山諸島の中でも熱狂的な島好きを惹きつけてやまない、日本最南端の有人島「波照間島(はてるまじま)」。圧倒的な「波照間ブルー」と南十字星が輝く夜空が待っていますが、そこに辿り着くまでには「欠航」や「荒波」といった厳しい関門が待ち受けています。
【飛行機・船】石垣島から波照間島へ、一番確実・安い行き方は?
波照間島へは石垣島から向かおう

波照間島へのアクセスは、原則として石垣島の離島ターミナルから高速船(フェリー)に乗る以外の方法はありませんでした。しかし、2024年1月より待望の飛行機(航空便)も再開し、現在は2つのルートから選択できるようになっています。
フェリーの料金・所要時間・欠航リスク

波照間島へ向かう大定番のルートが、安栄観光が運航する高速船(フェリー)です。
運賃は片道4,990円(約33ドル / 往復9,670円)で、所要時間は約60〜90分と最も安価にアクセスできます。
予算を抑えるならフェリー一択ですが、大きな壁となるのが天候による影響です。波照間航路は外洋(太平洋)に出るため波の影響をモロに受けやすく、冬季の北風や台風シーズンには欠航率が50%を超えることも珍しくありません。また、出航した場合でも、まるでマグロ漁船のように激しく縦揺れするため「ゲロ船」と恐れられています。乗り物酔いしやすい方は、乗船前の酔い止め薬の服用が絶対の鉄則です。
飛行機の料金・所要時間・欠航リスク

一方、2024年初頭に約16年ぶりに再開した第一航空の飛行機(小型機)は、運賃が片道14,000円(約93ドル)と高額ですが、約30分で到着できます。最大のメリットは、船のような激しい揺れによる船酔いの心配がなく、上空から八重山の海を見下ろす絶景フライトを楽しめることです。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 手荷物制限: 無料手荷物は10kgまで。超過分は1kgにつき300円の追加料金が発生します。
- 欠航リスク: 使用機材が小型機(DHC-6)ゆえに横風や視界不良に弱く、「船が全便欠航する日は飛行機も飛ばない」と想定しておくのが無難なほど、こちらも欠航リスクを伴います。
【裏ワザ】波照間島からの究極の脱出方法【漁船】
冬季の北風が吹く時期や台風シーズンなどは、全く船が出ない欠航状態が何日も続くことがよくあります。
実際に私の友人は、台風で10日間も島から船が出ない絶望的な状況に陥りました。最終的には宿の知り合いのそのまた知り合いまで頼り、漁師さんに個人的にお願いして「漁船(マグロ漁船)」を出してもらい、荒波を乗り越えて石垣島へ戻るという漫画のような脱出劇を経験しています。波照間島を訪れる際は、帰りのスケジュールに十分な余裕をもつことが命綱となります。
【宿泊】大人気宿「波照間島 ペンション 最南端」の予約と魅力
ペンション最南端はほぼ予約が取れません、かなり前からの事前予約を推奨します。
ニシ浜まで徒歩0分!絶景オーシャンビューと屋上からの満天の星空

波照間島で最も予約が取れないと言われる大人気の宿が「ペンション最南端」です。島の北側、波照間ブルーが広がる「ニシ浜」の目の前に建っており、水着のまま海へ直行できる圧倒的なロケーションを誇ります。
さらに素晴らしいのが夜の体験です。周囲に光害が全くないため、夜はペンションの屋上に寝転がるだけで、まるで宇宙空間に放り出されたかのような満天の星空を独り占めできます。時期と条件が揃えば、南十字星もはっきりと観測できます。
夕食時は幻の泡盛「泡波」が飲み放題!?
この宿のもう一つの伝説が夕食時のサービスです。島の食材を使った美味しい食事と共に、ネットでは高額転売される入手困難な幻の泡盛「泡波」が惜しげもなく提供されます(時期により飲み放題形式や、十分な量のサービスとして振る舞われます)。クセがなく非常に飲みやすい絶品です。
予約は宿泊予定月の3ヶ月前の「1日」の朝9:30から、電話(0980-85-8686)のみでの激戦受付です。ネット予約は行っておらず、受付開始直後は電話が全く繋がりませんが、根気よくかけ続ける必要があります。
【上陸の前に】石垣島で済ませるべきこと・予約時に注意することは?
【結論】波照間は日帰りNG!泊まろう
結論から言うと、波照間島は絶対に「宿泊」で訪れることを強くおすすめします!
日帰りの場合、石垣島からの始発便で来て最終便(16:00頃)で帰らなければならず、島での滞在時間は実質3〜4時間しかありません。波照間島最大の魅力である「南十字星が輝く夜空」や、観光客が去った後の集落の静寂、そして夜に振る舞われる幻の泡盛「泡波」を心ゆくまで味わうには、どうしても一晩を過ごす必要があります。
素泊まりなら「石垣島での食料調達」が命綱。夜の波照間は店がない
波照間島の夜は営業している飲食店が極端に少なく、数軒ある共同売店(商店)も夜間は閉まったり、お弁当やパン類が早々に売り切れたりします。宿で食事が提供されない「素泊まり」を利用する場合は、必ず石垣島のスーパーやコンビニで食料や飲み物を買い込んでから船に乗ることが、文字通り命綱となります。
島内移動は電動レンタサイクル一択!
島内にタクシーや路線バスはありません。移動手段は自転車が基本となります。ホテルで借りられる自転車か、港周辺にある「オーシャンズ」等のレンタサイクル店で借りましょう。
ここで重要なのは、島内は意外とアップダウン(坂道)が多いため、真夏の炎天下で普通の自転車を漕ぐのは非常に体力を消耗します。借りるなら必ず「電動自転車」を選ぶのが鉄則です。
波照間島の必見スポットと、到着時に警戒すべきトラブルは?
幻の泡盛「泡波」を波照間酒造所で定価で買う裏技

ネット通販や石垣島のお土産屋では数千円〜1万円以上のプレミア価格で取引される「泡波」ですが、島内なら定価(ミニボトル100ml 約340円、3合瓶 約700円)で買うことができます。
販売ルートは、波照間酒造所の直営店「泡波酒店」や、集落の「名石共同売店」など。大きな瓶はほぼ流通せず、観光客が買えるのはミニボトルが中心です。フェリーが到着した直後にお店に並ぶことが多く、見つけたら即買いが鉄則です。「1人〇本まで」という購入制限が設けられていることがほとんどです。
波照間ブルーの絶景「ニシ浜」と、遊泳禁止の日本最南端「ペムチ浜」
島を訪れるすべての人の目当てが「ニシ浜」です。真っ白な砂浜と、ソーダ水のような「波照間ブルー」のグラデーションは日本一の美しさであり、ウミガメとの遭遇率も高い人気スポットです。
一方、旅の締めくくりとして島を南下した先にある「日本最南端の碑」と、そのすぐ近くにある「ペムチ浜」は趣が異なります。断崖絶壁から見渡す限りの太平洋を望み、RPGのマップの端っこに到達したような孤独感と圧倒的なスケールを味わえます。ただし、ペムチ浜は潮の流れが非常に速く危険なため全面遊泳禁止です。海には入らず、散策と写真撮影のみに留めてください。
そば屋「あとふそこ」「あらぶち」
波照間島では、少し変わり種の美味しい八重山そばを堪能できます。

- そばカフェ あとふそこ:営業時間 11:00~16:30(不定休)。豚骨や鰹出汁が効いたスープに、シャキシャキに炒められた野菜が山のようにたっぷりと乗った「野菜そば」が絶品です。地図を確認
- あらぶち:集落の中心部にある素敵なそば屋。素敵なお父さんが温かく迎えてくれるアットホームな店舗で、王道の八重山そばをリーズナブルに楽しめます。地図を確認
買い出しは「名石共同売店」などの集落の商店で
島内にはコンビニや大型スーパーはなく、「名石共同売店」をはじめとする数軒の小さな商店が島民と観光客のライフラインとなっています。飲料水や日用品、お菓子などが購入できますが、離島のため品揃えは限られており、お弁当などはすぐに売り切れてしまいます。営業時間は店舗により異なりますが、名石共同売店は比較的長く(7:00~21:00等)開いていることが多いです。
草刈り要員のヤギ

島を散策していると、いたるところでのんびりとしたヤギに遭遇します。
彼らは野生ではなく、「草刈り要員」として自動販売機の周りや路肩など、雑草が生えやすい様々なところにつながれています。中には草刈りのための「レンタルヤギ」もあるほど。島内は真ん中の集落以外にお店などの人工物はほとんどなく、のどかなサトウキビ畑が見渡す限り広がっています。




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