食料調達は石垣で済まそう!
上陸難易度!「マグロ漁船での脱出」例も
八重山諸島には石垣島や西表島など8〜10個ほどの島々が点在しますが、その中でも特に熱狂的な島好きを惹きつけてやまないのが、日本最南端の有人島「波照間島(はてるまじま)」です。

この島へのアクセスは、原則として石垣島の離島ターミナルから高速船(所要時間約60〜90分)で来る以外の方法はありません。(2024年1月~飛行機も再開)
しかし石垣-波照間航路は、外洋に出る航路のため波の影響をモロに受けやすく、「ゲロ船」と恐れられるほど激しく揺れることがあります。乗り物酔いしやすい方は、乗船前の酔い止め薬の服用が絶対の鉄則です。
さらに恐ろしいのが、欠航リスクです。
冬季の北風(ミーニシ)が吹く時期や台風の季節などは、全く船が出ない欠航状態が何日も続くことが多いです。
実際に私の友人は、台風などの影響で10日間も船が出ない絶望的な状況に陥りました。最終的には宿の知り合いの知り合いまで辿り、個人的に「マグロ漁船」を出してもらって石垣島へ戻るという壮絶な脱出劇を経験したほどです。波照間島を訪れる際は、スケジュールに十分な余裕をもちましょう。
ただ、長らく定期便が休止していた波照間空港ですが、実は2024年初頭に約16年ぶりに石垣島との航空便が再開しました。空路ができたことで、海の機嫌に左右されがちな波照間島へのアクセス状況も少しずつ変わり始めています。
\激しい揺れと欠航リスクに備えて確実に手配!/
島内移動は自転車が◎ 素泊まりなら石垣島での食料買い出しが必須
島は外周約15kmと意外と広さがあり、アップダウンもあるため、集落のレンタサイクルで自転車を借りて風を感じながら回るのが実用的でおすすめです。
また、島には小さな共同売店(商店)が数軒あるのみで、品揃えも非常に限られています。
宿で食事が提供されない素泊まりなどの場合、朝晩の食料調達に本気で困ることがあります。そのため、「石垣島を出発する前に、最低限の食料や飲み物の準備は確実に済ませておく」のがおすすめ。
\人気の宿はすぐ埋まる!食事付きプランもチェック/
波照間観光モデルコース!絶品グルメと幻の「泡波」
草刈り要員のヤギと、シャキシャキ野菜が山盛りの「野菜そば」
島を散策していると、いたるところでヤギに遭遇します。

彼らは野生ではなく「草刈り要員」として、自動販売機の周りや路肩など、雑草が生えやすい様々なところにつながれています。これが波照間島ののどかな日常風景。
島内は真ん中の集落以外にお店などの人工物はほとんどなく、のどかなサトウキビ畑が島中を見渡す限り広がっています。
お腹が空いたら、集落にある美味しいなそば屋へ向かいましょう。

ここでぜひ食べてほしいのがこの「野菜そば」です。
豚骨や鰹出汁が効いた八重山そばのスープに、シャキシャキに炒められた野菜が山のようにたっぷりと乗っており絶品です。ぜひテラスでお召し上がりください。
ほかにも、中心部にはすてきなそば屋がたくさん!
ネットでは1万円!?幻の泡盛「泡波」を定価で買う裏技
八重山の島々の地形あるあるとして、「島の真ん中に一番大きな集落がある」という法則はここ波照間島でも同じ。
そしてこの集落には、日本一入手困難と言われる幻の泡盛「泡波」を製造する波照間酒造所、販売店があります。
泡波は家族経営で生産量が極端に少ないため、島内で買えばボトルで1,800円程度ですが、海を渡って沖縄本島のドン・キホーテなどに並ぶと約8,000円、ネット通販だと1万円以上することもある超希少な酒です。

基本的には一見の旅行者に向けたボトルの販売は行っていないのですが、実は定価でボトルを買うための【裏技】が存在します。(※この裏技について詳しく知りたい方は、ぜひコメントやメッセージをください!)
【夜】泡盛飲み放題と「星座が迷子になる」無数の星空
「ペンション最南端」で「泡波」飲めるかも?
今回宿泊したのは、島の北部に位置する「ペンション最南端」です。
ペンション最南端の目の前には、波照間の方言で「北」を表す「ニシ」の名前がついた「ニシ浜」が広がっています。(この記事のTOPの画像がニシ浜)
ここは、晩・朝2食付きプランもあります。夜やっているお店が少ない波照間、ぜひ活用しましょう。加えて、これは八重山の宿あるあるですが、食堂では泡盛が「飲み放題」になります、しかも運が良ければ、幻の泡盛「泡波」があるかも!?私が泊まった時はありました!泡盛のおいしい部分を煮詰めたような味、クセがなく、最高に飲みやすい!
逆に星座が見つからない?南十字星の輝く夜空
ここ波照間島は、中心地の集落にしか家がないことも幸いして、島全体の街灯が極端に少ないです。そのため、日本屈指の星空観察スポットとして知られています。

波照間の星はとにかく一つ一つが強烈に明るく、そして数が異常なほど多い。
東京の夜空では絶対に見られない無数の微細な星々までがハッキリと輝いているため、逆に主要な星座の線引きが周辺の星に埋もれてしまい、星座が迷子になる(見つけるのが困難になる)ほどです。
また、12月〜6月頃の季節や時間帯によっては、日本ではごく限られた場所でしか見られない南半球のシンボル「南十字星(サザンクロス)」も見ることができます。
カメラを持っている人は、ぜひ三脚を立ててシャッターを開きっぱなしにして写真を撮ってみてください。
日本の最南端へ!手付かずのビーチと最南端の孤独感
波照間ブルーの「ニシ浜」から静寂の隠れビーチへ
ここは「波照間ブルー」と呼ばれる圧倒的な美しさを誇りますが、それゆえに人が集まりやすいのが難点です。
人の多さを避けて静けさを求めるなら、ニシ浜をさらに西へ進んだ先にある「ペー浜」や、アクセスは険しく困難ですがプライベートビーチ感が漂う「ウラピナの浜」へ足を延ばすのがおすすめです。
\離島でのアクティビティ中の万が一のケガに備える!/
日本最南端「ペムチ浜」!RPGのマップ端で感じる孤独感
旅の締めくくりとして、島を南下して「日本最南端の碑」へ向かいます。
そして、その先にある正真正銘の最南端のビーチが「ペムチ浜」です。
断崖絶壁の上に立ち、目の前に広がる果てしないフィリピン海を見つめていると、「この南にはもう何もないのか」と、RPGのマップの端っこまで歩いてきてしまったような、なんとも言えない不思議で孤独な気持ちになる場所です。
圧倒的な絶景と、最果ての地での孤独感。
ゲロ船の恐怖を乗り越えてでも、波照間島は一生に一度は訪れるべき島です。
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