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与那国島は「時計回り」が正解!その理由を地理から紐解く
日本最西端の国境の島、与那国島。
きれいに整備されたリゾートアイランドを想像して行くと、痛い目を見る。ここは断崖絶壁に囲まれ、むき出しの大自然と土着の文化が色濃く残る「冒険者の島」だ。
ひょうたん型をした外周約27kmのこの島は、意外と広く、そして起伏が非常に激しい。
そんな手強い与那国島を、効率よく味わい尽くすためには、ホテルや飲食店が密集している、夜の食事や買い出しに強い北部「祖納(そない)」にホテルをとるのがおすすめ。
主な集落、スポットは北(祖納)、東(東崎)、南(比川・南牧場)、西(久部良・西崎)に点在している。太陽の位置と合わせて行動し、夕刻に日本最西端の碑で、1日の締めくくるサンセットを拝もう。こうすることで、移動に一切の無駄がなくなり、「日本で一番最後に沈む夕日」を最もドラマチックなタイミングで眺めることができるのだ。
移動手段は「原付」、宿は「祖納」がおすすめ
起伏が激しい島内は「原付」か「電動アシスト自転車」でまわろう

日本最西端の国境の島、与那国島。
澄んだ冬の日には台湾の姿を望むことができる、まさに最果ての地だ。
与那国島は外周約27kmと意外に広く、なにより起伏が非常に激しい。
なので、「原付」か「電動アシスト自転車」を借りて回ろう。
普通の自転車で回ろうとすると地獄を見るため、体力と時間を無駄にしない機動力の確保が必須となる。
\台数限定!早めの予約が吉/
ちなみに、私が泊まったゲストハウス Fiesta(フィエスタ)でも1日3,000円で原付の貸出を行っているので、宿泊者はぜひ活用しよう。ここは黒猫がうろうろしててかわいい。
\飲み屋街に近くて圧倒的に便利!/
【午前】時計回りで出発!断崖のビーチと最東端「東崎」の絶景
降りるには危険?静寂の「6畳ビーチ」と安心安全「4畳半ビーチ」
機動力を確保したら、祖納集落を出発し、島を「時計回り」に攻略していく。まずは東へ向かい、秘境感あふれるビーチへ。

「4畳半ビーチ」は、その名の通りかなり狭く、波も荒い野性味あふれる場所だ。
そこから近くにあるのが「6畳ビーチ」。
断崖絶壁を下った先にある似た名前のビーチだが、降りるには少し危険を伴う。しかし、その苦労を越えた先には、誰もいない圧倒的な静寂と透明な海が待っている。個人的にはこちらの方がおすすめだ。何もせず、波の音を聞き1時間くらいはゆっくりできる。

野生の馬が闊歩する最東端の展望台「東崎(あがりざき)」
さらに進むと、与那国島の最東端である「東崎(あがりざき)」に到着する。

がらんとした展望台がある岬で、吹き抜ける風が心地よい。
この周辺から島の南側にかけて、名物の野生の馬(与那国馬)がのんびりと闊歩している姿がよく見られる。
【昼】比川集落へ!「わかなそば」と「Dr.コトー診療所」
看板は肉店!?「わかなそば」のガツンと美味い八重山そば
島の東側を回り込み、南部の「比川(ひがわ)集落」周辺へと到着する。
このエリアで絶対に行くべき、名店でランチをとろう。「わかなそば」

店の前に着くと戸惑うかもしれない。なぜなら、看板にはデカデカと「肉店」と書かれているからだ。
もともと養豚業に携わっていた店主が開いたお店で、現在は肉店は閉まっているが、看板はそのまま残っているというシビれる佇まい。
しかし、ここのそばがとんでもなく美味い。
豚骨出汁がガツンと効いたスープは、あっさりした沖縄そばというより、もはや「豚骨ラーメン」に近い。
比川集落周辺には、他にもお昼に最適な定食・そば屋が点在している。
比川集落のそば屋『さとや』の場所
祖納近辺でおすすめの定食屋の場所
志木那島診療所へ!「Dr.コトー診療所」ロケ地の感動
腹を満たしたら、比川集落にある「志木那島診療所(Dr.コトー診療所)」のロケ地へ。

ドラマで使われたセットが当時のまま残されており、一歩足を踏み入れると、先生がひょっこり顔を出しそうなほどの臨場感がある。
あの感動の世界観にどっぷりと浸り込める、マストの観光スポットだ。
【夕方】「馬優先」の南牧場と日本最後の夕日
交通ルールは「馬優先」テキサスゲートを越えて南牧場へ
ロケ地を後にし、島の南側へ広がる「南牧場」のルートを原付で流す。
ここからの景色と体験は、与那国島ならではだ。

南牧場へと続く道には、馬が外へ逃げ出さないための溝「テキサスゲート」が設置されている。
ゲートを越えると、そこは名物の「与那国馬」が自由に闊歩するワイルドな世界だ。
馬たちは車や人間になど一切お構いなし。道路の真ん中を堂々と歩いている。
原付で走っていると普通にぶつかりそうになるが、ここの交通ルールは絶対的に「土着の馬優先」だ。
急がず焦らず、馬が通り過ぎるのを待つ。
馬が自由に闊歩する南牧場の場所
特に馬が多く見られる道路の目安
日本で最後に沈む夕日!西崎(いりざき)の最西端の碑
夕方が近づいたら、島の西端である久部良(くぶら)集落の「西崎(いりざき)」へ向かう。
ここにあるのが「日本最西端の碑」だ。

運が良ければ海の向こうに台湾の島影を望むことができる距離感。
そして何より、「日本で一番最後に沈む夕日」を見送るという高揚感は、最果ての地に立った者だけが味わえる特権だ。
日没までの休憩や食後のデザートには、久部良集落にある「日本最西端のカフェ」に立ち寄るのもおすすめだ。


ここはいろんな本が置いてあるので読みながらくつろげる。
【夜】事前予約推奨!祖納集落の居酒屋
地元民で熱気あふれる居酒屋とアジア食堂
夜は、拠点の祖納集落へ戻り、熱気あふれる夜の街へ繰り出そう。
島の食事は意外とバリエーションが豊かだが、不定休のところも多く、人気の居酒屋はパンパンになる。

遅い時間に行くと満席で入れないことが多いため、事前に予約をしておくのが確実だ。
島の人々の活気に触れながら飲むオリオンビールは、旅の疲れを最高に癒やしてくれる。
また、居酒屋以外にもアジアンレストランといった選択肢もあり、連泊でも食事に飽きることはない。
【2日目】むき出しの自然に挑む!7m「波多橋」ダイブと激流の海底遺跡
波多橋から飛び込み「7mダイブ」
2日目。満潮の時間を狙って、祖納港へ渡る「波多橋」へ向かった。
ここでは、橋の上から海への豪快な飛び込みが楽しめる。

物理学科を留年した私が、落とした石の落下速度から緻密に計算した。結果、高さは約7m。(多分)
下から見る分には大したことないが、いざ橋の欄干に立って海面を見下ろすと、足がすくむ。
頭では安全だと分かっていても、1回目は怖すぎて、飛び込む決心がつくまでに1〜2分もかかってしまった。
1回とんでしまえばこっちのもの、慣れればなんてことない。10回くらい飛び込みを楽しんだ。
ライセンス必須!激流の「海底遺跡」ダイビング
与那国島最大のミステリーにして、最大のハイライト。
自然地形なのか、古代文明の人工物なのか、未だに謎に包まれている「海底遺跡」でのダイビングだ。

ここは黒潮がモロにぶつかる海域のため、潮の流れが尋常じゃなく速い。
参加するには、アドバンスライセンスが必須となる。
実際に潜ってみると、遺跡の壮大さに圧倒されつつも、やはり周りの流れは強烈。少し遠くの地形が気になって泳いで行こうとした瞬間、ガイドのお姉さんに腕を掴まれ、しっかりと止められた。
油断すれば一気に流されてしまう、自然の力が強大で恐ろしい海域なのだ。
謎多き「海底遺跡」ポイントの場所
筆者が利用したおすすめのダイビングショップ
\一生モノのミステリーと絶景に出会う!/
【まとめ】与那国島を時計回りで完全制覇する1泊2日の冒険
最果ての島でしか味わえない冒険者への道
与那国島は、きれいに整備された南国リゾートではない。
むき出しの自然と土着の文化が色濃く残る、まさに冒険者のための島だ。
機動力を確保し、祖納を拠点に時計回りで動けば、たった1泊2日でもこれほどまでに濃密な探検が可能になる。
ぜひ、日本最西端の地で、あなただけの冒険を体験してほしい。




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