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ドイツ・ライン川の珠玉!絵本のような街「ブラウバッハ」の魅力とは?
ライン川沿いには美しい街が多数ありますが、ブラウバッハのアクセスの良さと街並みの保存状態は群を抜いています。

コブレンツから列車でわずか10分!抜群のアクセス
ブラウバッハ最大の魅力の一つは、そのアクセスの良さです。ライン川とモーゼル川が交わる大きな街「コブレンツ」の駅から、ローカル列車(RB10など)に乗ってたったの10分から12分で到着します。1時間に1〜2本のペースで運行しているため、思い立った時にすぐふらっと訪れることができます。
フランクフルト市内からのアクセス手段
フランクフルトから向かう場合でも、特急とローカル列車で2時間ほどで到着します。移動手段は以下!
- 最速の列車
- フランクフルト中央駅からコブレンツやヴィースバーデンを経由する列車(RE/RB)に乗れば、日帰り観光の拠点として十分に機能します。
- 景観を楽しむ船
- 時間はかかりますが、コブレンツの船着場からライン川の定期船(KDライン)に乗って約1時間15分かけてブラウバッハへ向かうこともできます。川の上からゆっくりと古城を眺める贅沢な時間が流れます。

16〜17世紀にタイムスリップ!木組みの家々が並ぶ旧市街

ブラウバッハ駅を降りて5分ほど歩くと、そこはもう16〜17世紀の「ハーフティンバー様式」と呼ばれる木組みの家々が密集する旧市街です。
まさに「絵本のような中世の世界」という言葉がぴったりで、壁に絡まるブドウのツタや、窓辺に飾られたゼラニウムの花が、古い木組みの美しさを際立たせています。派手な観光地化がされていないため、静かにタイムスリップしたような感覚を味わえます。
絶対に見逃せないハイライト!難攻不落の「マルクスブルク城」
ブラウバッハを訪れたら、街の背後にそびえ立つマルクスブルク城は絶対に見逃せません。この城には他の城にはない圧倒的な価値があります。

ライン川中流域で唯一!破壊を免れた中世の山城
ライン川沿いには数十もの古城が点在していますが、そのほとんどが過去の戦争で破壊され、後から再建されたものです。
しかし、この「マルクスブルク城」だけは、中世から一度も外敵の破壊や全壊を経験していないライン川中流域で唯一の「本物の中世の山城」です。ユネスコの世界遺産「ライン渓谷中流上部」の重要な構成資産であり、当時のままの強固な城壁や大砲の跡、甲冑などが生々しく残っています。
見学はガイドツアーのみ!英語ツアーの時間と注意点
城の内部は、勝手に歩き回ることはできず、約40分の公式ガイドツアーでのみ見学が可能です。
ここで注意したいのが、英語でのガイドツアーは夏季(3月から10月)の13:00と16:00の1日2回しか開催されないということです、ドイツ語のツアーは頻繁に出ているため、英語ツアーを希望する場合は時間をしっかり合わせて向かいましょう。
駅から徒歩30分のハイキング!歩きやすい靴が必須な理由
駅周辺の旧市街は平坦ですが、マルクスブルク城は急峻な山の上に建っています。駅からお城までは、急な登り坂や階段を約15分から30分かけて登るちょっとしたハイキングになります。
石畳の坂道は滑りやすいため、絶対に歩きやすいスニーカーなどの靴で行きましょう。体力に自信がない方は、夏季限定で村から城までを結ぶ観光ミニトレイン「Marksburg Express」が走っているので、これを利用するのが賢明です。
【豆知識】実は日本の宮古島に実物大レプリカがある!?
マルクスブルク城について調べていて驚いたのが、日本の沖縄県・宮古島市にある「うえのドイツ文化村」の博愛記念館は、なんとこのマルクスブルク城の外観と内部構造を原寸大で完全再現したものだということです。実測図面を基に建てられており、遠く離れた南の島とドイツの古城が歴史的に繋がっている不思議な縁を感じます。
散策の合間に!歴史ある旧市街のおすすめ休憩&ランチスポット
お城へのハイキングで一汗かいた後は、中世の雰囲気が残る旧市街でゆっくりと休憩しましょう。
バラが咲き誇る美しい路地「Rosengasse」を歩く
旧市街の北端に位置する「Rosengasse」は、ブラウバッハの中でも特に保存状態の良い16〜17世紀の木組みの家が並ぶ歴史的な小道です。
特に「Rosengasse 4」の家屋は17世紀の建築として文化財にも指定されています。静かな路地を歩きながら、窓辺のゼラニウムやバラの美しさを堪能してください。
人気店「Eiscafé Venezia」の美しい中庭でジェラート休憩

城からの下り坂を終え、旧市街の中心部にある「Eiscafé Venezia」へ向かいましょう。
ここは地元でも人気のイタリアン・ジェラート店です。建物の奥には緑と花に囲まれた美しい中庭があり、手頃な価格でジェラートや冷たいアペロールを楽しめます。ライン川散策の合間に、冷たくて甘いご褒美を食べる時間は最高です。
麓の宮殿「フィリップスブルク城」と地元産ワインを堪能
ブラウバッハはワインの産地としても有名です。急斜面で栽培された希少なリースリングワインをぜひ味わいましょう。
おすすめの食事場所は、マルクスブルク城の坂の下にあるルネサンス様式の宮殿「フィリップスブルク城」の敷地内にあるレストランです。ここは、山頂の城までの急な坂道を嫌がった伯爵夫人のために、1568年にわざわざ麓の平地に建てられたという面白い歴史を持つ宮殿です。伝統的なドイツ料理とともに、地元産の冷えたリースリングワインを堪能してください。
| スポット名 | 特徴・メモ | |
|---|---|---|
| マルクスブルク城 | ライン川中流域で唯一破壊されなかった本物の中世山城。 | |
| フィリップスブルク城 | 坂を嫌がった伯爵夫人のために麓に建てられたルネサンス宮殿。 | |
| Eiscafé Venezia | 旧市街の中心にあるジェラート店。美しい中庭での休憩がおすすめ。 |
知ればもっと面白い!ブラウバッハの歴史と成り立ち
街の背景を知ることで、目の前にある石畳や城壁の見え方が大きく変わります。
1276年に都市権獲得!銀と鉛の鉱山都市としての繁栄
ブラウバッハの歴史は古く、691年のフランク王国の文書に登場します。1276年には神聖ローマ皇帝ルドルフ1世によって「都市権」を与えられ、城壁の建設が始まりました。
中世から閉山の1963年にかけて、ブラウバッハの背後にある山々は銀や鉛を採掘する鉱山として機能し、街に大きな富をもたらしました。当時の製錬所の煙突は、今も歴史的産業遺産として街の風景の一部に溶け込んでいます。
坂道を嫌がった伯爵夫人のために建てられたフィリップスブルク城
先ほども触れましたが、マルクスブルク城を支配していたフィリップ2世伯爵の妃は、毎日のように山頂の城まで急な坂道を登らされることに我慢がなりませんでした。
そこで伯爵は1568年、妃のために麓の平地に「フィリップスブルク城」を建てました。難攻不落の要塞としての機能は山頂の城に残し、優雅な居住空間を麓に分けたという、当時の貴族の生々しい生活事情が垣間見えます。
ブラウバッハへの行き方と、周辺の世界遺産都市との比較
ライン川沿いにはブラウバッハ以外にも魅力的な都市が多数存在します。それぞれの強みを比較してみましょう。
バッハラッハやリューデスハイムなど、周辺の歴史都市との違い
コブレンツからアクセスできる主要な世界遺産都市との比較です。目的に合わせて訪れる街を選びましょう。
- ブラウバッハ
- 唯一破壊を免れたマルクスブルク城と、鉱業・ワインの歴史が融合した街。アクセスの良さと本物の城が見どころです。
- バッハラッハ
- 14〜15世紀の完全な城壁防衛施設と木組みの建築群が残る、ワイン醸造が盛んな美しい町です。
- リューデスハイム
- 「つぐみ横丁」が有名な世界的な観光地。ライン渓谷南端のワインとツーリズムの中心地であり、常に観光客で賑わっています。
- ザンクト・ゴアールスハウゼン
- 有名な「ローレライの岩」とネコ城がある、ローレライ伝説の中心地です。

まとめ:本物の中世とワインを味わうならブラウバッハへ
ドイツ・ライン川沿いのブラウバッハは、観光地化されすぎず、中世の姿をそのまま残す奇跡のような街です。
コブレンツから列車でたったの10分で、破壊を免れた本物のマルクスブルク城と、バラが咲き誇る木組みの路地に出会えます。急な登り坂に備えて歩きやすいスニーカーを履き、散策の後は冷たいジェラートや地元のリースリングワインで一息つく。そんなゆったりとした、特別な時間をブラウバッハで過ごしてみてください。
※本記事に記載の各種料金や時刻表などの情報は、2026年8月時点のものとなります。



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