キルギス唯一の9Hコース「Maple Leaf Golf 」
山脈を背に、平日約25ユーロという破格の安さでラウンドできます。
天山山脈の絶景!キルギス唯一の「Maple Leaf Golf Club」とは?
山々に囲まれた広大な土地にひっそりと佇む、キルギス国内で唯一のゴルフコースです。
コース設計と驚きのグリーンフィー 全部コミで約1万円
Maple Leaf Golf Clubは全9ホール(パー36)のコースです。18ホールをプレイする場合は、異なるティーグラウンドから同じコースを2周する設計になっており、男性(イエローティー)の18ホール換算で全長5,815ヤードです。
驚くべきはその価格です。グリーンフィーは以下。
- 平日:2,500 KGS(約4500円)
- 土日祝:3,500 KGS(約6300円)
そのほかの費用は以下、込々1万円程度でプレーできました。
- レンタルクラブ:1,000KGS(約1800円)
- ボール:500KGS(約900円)
- カートフィー:1,000KGS(約1800円)
※金額は2023年時点のものとなります。
営業期間に注意!初雪が降るまでの限定オープン
首都ビシュケクの市内中心部から車で約20分という好立地にあります。天山山脈の麓に位置するカラ・ジガチ村(Kara-Zhygach)というのどかなエリアです。
営業期間は降雪や天候に大きく依存するため、毎年3月から10月中旬から下旬(初雪が降るまで)に限られています。冬場は完全にクローズするため訪問時期に注意しましょう。
ビシュケク市内からのアクセスと必須アプリ(Yandex Go)
最後に、無事にたどり着くための移動手段と通信の準備についてまとめます。

移動手段はタクシーアプリ「Yandex Go」
ビシュケク市内からカラ・ジガチ村までの移動は、流しのタクシーではなく配車アプリの「Yandex Go」を使うのが最も確実で安全です。
現地で配車アプリをスムーズに起動し、運転手と連絡を取るためには、空港に到着した瞬間に繋がる通信環境が必須です。海外ローミングで高額な請求を避けるためにも、出発前にキルギスで使える「eSIM(Airalo等)」をスマホに設定しておくことをおすすめします。
【体験記】実際に大自然のコースをラウンドしてみた
キルギスでのゴルフは、日本や東南アジアでのリゾートゴルフとは全く異なる体験でした。
チェックイン直後は完全貸切!大自然に向けた孤独なティーショット
クラブハウスに到着してチェックインを済ませると、驚くことに他のお客さんが一人もいませんでした。広大な天山山脈の麓のコースを、完全に貸し切り状態でスタートしました。見渡す限りの大自然に向かって一人でティーショットを打つ爽快感は、他ではなかなか味わえません。
後半は中国人2人と回った。

後半の9ホールに入ると、地元の駐在員らしき中国人プレイヤー2人と合流して一緒に回ることになりました。
一人はスコアが150くらいでボールがあちこちに飛び、もう一人は80台で淡々とコースを攻略していくという極端なペアでした。お互い言葉が通じないこともあり、プレイ中の会話はほぼなく、ただ静かにそれぞれのゴルフと向き合う不思議なラウンドになりました。
【注意】知らずに行くと後悔する?キルギスゴルフの注意点
秘境のゴルフ場ゆえに、日本の充実した設備を期待して行くと痛い目を見ます。事前に知っておくべき3つの罠をお伝えします。
①:レンタルクラブが古い
プロショップでクラブや手引きカートのレンタルは可能ですが、クラブの質には期待しないでください。
実際に借りてみると、2000年代の非常に古い年代物のクラブを渡されることがあります。グリップが滑ったりシャフトが合わなかったりと、スコアメイクに支障が出ます。まともにラウンドを楽しみたいなら、トラベル用のゴルフクラブケースを使って日本から自分のクラブを持ち込むことを強く推奨します。
②:ペアリングなし!大自然で「ポツンと1人ラウンド」
海外のゴルフ場では、1人で予約すると見知らぬ人と同じ組にされる(ペアリング)のが一般的ですが、ここでは状況が違います。
私のように、運が良ければ?他のお客さんが全くおらず、広大なコースを完全に孤独に1人でラウンドすることになります。キャディをつけることもできますが、基本はカートを引きながら大自然の中でポツンと歩き続けることになります。
③:ショップに「ロゴ入りオリジナルグッズ」が一切ない
ここのプロショップにはゴルフ場名やロゴの入ったオリジナルグッズが一切置かれていません。ボールやティーなどの実用品は買えますが、記念品は一切ありません。
プレイ以外のお楽しみ!意外な歴史と名物グルメ
このゴルフ場には、単なるスポーツ施設以上の歴史とローカルな魅力が詰まっています。
米軍人が熱狂した「キルギスカップ」の歴史
かつてキルギスには、アメリカ軍の「マナス空軍基地」が存在していました。
その時代、ここに駐留していた米軍人たちが、このコースを使って「キルギスカップ」というライダーカップ形式の草トーナメントを熱狂的に開催していたという歴史的背景があります。今でもその名残からか、多様な国籍の駐在員や旅行者がここを訪れます。
必食!カナダ人創設者ゆかりの「メープルリーフ・バーガー」
「Maple Leaf」という名前は、カナダ人の創設者に由来しています。
ラウンド後のお楽しみとして、併設されたレストランで提供される名物メニュー「メープルリーフ・バーガー」をぜひ食べてみてください。炭火焼きの香ばしいパティが挟まれた本格的なバーガーで、ラウンド後の疲れた体に染み渡ります。
まとめ:キルギスでしか味わえない大自然のゴルフを体験しよう
キルギス唯一の「Maple Leaf Golf Club」は、日本の整ったゴルフ場とは違う、少しサバイバル感のある秘境のコースです。
古いレンタルクラブや孤独なラウンドといった罠はありますが、それを補って余りある天山山脈の絶景と、18ホール約25ユーロという破格の料金は魅力的です。ビシュケクを訪れる機会があれば、ぜひ自分のクラブを担いで、大自然の中でのティーショットを味わってみてください。

※本記事に記載のグリーンフィーや営業状況は、2026年7月時点のものとなります。



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